病気あれこれアレルギー

エピペン (2017/09/21)

 エピペンは蜂毒や食物、薬物などによってアナフィラキシー反応があらわれた時に使用し、医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和しショックを防ぐための補助治療剤(アドレナリン自己注射薬)です。
 アナフィラキシーとは、「アレルゲンの侵入により、全身性にアレルギー症状が出現し、症状が進行すると生命に危険を及ぼすこともある過敏反応」をいいます。アナフィラキシーは蜂毒や食物摂取から多くは数分~30分以内に症状が出現し、時に呼吸停止や心停止など致死的になることもあります。食物によるアナフィラキシー発現から心停止までの時間はわずか30分、蜂毒はさらに短く15分と報告されています。従って早期に使用する必要があります。
 エピペンには2製剤があり、体重15㎏以上で使用できます。アナフィラキシー時には本人または周囲の人が大腿部に注射します。ガイドブック、DVD、練習用エピペントレーナーなどで使用方法、使用のタイミング、アナフィラキシー対処法などを十分理解してもらったことを確認した上での処方となります。
 当院での処方例は47人です(平成29年9月21日現在)。内訳は蜂毒アレルギー27人、食物アレルギー20人です。実際に自己注射した例は今のところありません。

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