病気について

百日咳予防のために三種混合ワクチン接種を

(2025/10/20)

 少し下火にはなってきましたが今年は百日咳が流行しています。多くは小学生から19歳までの年齢です。乳幼児期の五種(または四種)混合ワクチンに含まれる百日咳ワクチンは45年で免疫が減衰し、10年くらいで枯渇するといわれています。感染予防のため日本小児科学会や日本小児科医会では、就学前に三種混合ワクチン接種を推奨しています。三種混合ワクチンは任意接種のため有料ですが成人も接種可能です。定期接種で使われている五種混合ワクチンはそれ以外の目的では使用できません。
 また免疫のない新生児や早期乳児を百日咳から守るためには、妊娠後期(妊娠27週~36週)の妊婦さんへのワクチン接種が有効とされています。
 現在三種混合ワクチンは、供給が極めて不十分な状況です。当院では多少の在庫がありますので、年長児や妊婦さんでご希望の方がいましたらお申し出ください。在庫があるときは対応が可能です。

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