病気について

子宮頸がん予防

(2024/04/25)

 日本では年間約1万人が子宮頸がんに罹患し、3千人弱の女性が亡くなっています。他にもがん治療のため子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も約千人います。そして出産年齢20~40歳代に多いがんのため別名「マザーキラー」とも言われています。子宮頸がんの原因はほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)による感染です。子宮頸がんの原因である発がん性HPVは多くの場合、性交渉によって感染するとてもありふれたウイルスです。そのため性交渉経験のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性を持っています。
 HPVは100種類以上のタイプがありますが、子宮頸がんの原因となるHPVの代表は16型と18型で約65%を占め、20~30歳代で発見される子宮頸がんの80~90%はこの2つの型です。その他31型、33型、45型、52型、58型を加えた7種類で子宮頸がん全体の90%を占めます。現在使われている9価のHPVワクチン(シルガード)はこれら7種類の子宮頸がん原因HPV感染と6型、11型(尖圭コンジローマ)を予防することができます。
 HPVワクチンの定期接種は、小学6年生~高校1年生相当の女性が対象です。15歳未満で開始した人は6か月~12か月の間隔で合計2回、15歳以上で開始した人は1回目の接種から2か月後に2回目、6か月後に3回目、合計3回の接種になります。また接種機会を逃した平成9年(1997年)4月2日~平成20年(2008年)4月1日(高校2年生相当)に生まれた女性は今年度(令和7年3月31日まで)に限り無料で接種を受けられます(キャッチアップ接種)。3回の接種が必要で、完了までには約6か月を要しますので、早めに(夏までには)接種を開始してください。

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