病気について

おたふくかぜ難聴

(2018/04/16)

 現在放送されているNHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」の主人公鈴愛(永野芽郁さん主演)は、おたふくかぜの後遺症のため左耳の高度難聴になりました。おたふくかぜはありふれた病気ですが、約3割は耳下腺腫脹のでない不顕性感染です。また約1000人に1人の頻度で一側性の高度難聴が発症し、有効な治療法もないため自然に聴力が戻ることはなく失聴は生涯続くと考えられています。また耳鳴りやめまいを伴うこともあります。

 おたふくかぜウイルスに特効的に効く薬はありません。これを防ぐためにはおたふくかぜワクチン接種がとても大事です。以前おたふくかぜワクチン1回接種者がおたふくかぜに自然罹患した9症例を調べたことがあります。いずれもワクチン接種により免疫は一次獲得したものの、その後免疫が減衰したための罹患でした(二次性ワクチン不善といいます)。従って1回のワクチン接種では長期間免疫を持続することは難しいと考えられます。

 以上の事実から、任意接種ですがおたふくかぜワクチン2回接種を推奨します。接種時期は麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)同様、1歳時と小学校就学前の1年間(幼稚園、保育所の最年長クラス)が適当です。

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