お知らせ

経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト)

(2026/09/14)

 2024年から従来の不活化インフルエンザワクチン(皮下注射ワクチン)に加え、新しく経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト、点鼻液)が開始されました。

 フルミストは鼻にスプレーするタイプのワクチンです。インフルエンザウイルスの侵入口である鼻粘膜に局所免疫(分泌型IgA抗体)が出来るため理論的には高い感染予防効果が期待できます。同時に血液中にも免疫が成立するので感染した場合でも重症化を抑制します。一方、注射ワクチンは局所免疫は誘導されないため感染自体を防ぐ効果は十分でないことがあります。アメリカでは早くから実用化されていましたが、2024年から輸入ワクチンが日本でも使われるようになりました。

 接種対象は2歳~19歳未満で接種回数は1回です。効果は約1年間(注射ワクチンは約5か月)といわれています。有効性については、今までの報告を見る限りでは皮下注射ワクチンに比べ優位性は確認されていません。当院での2025-2026年の調査でも発症予防有効率は皮下注射ワクチンと全く差がありませんでした。生ワクチンのため投与後に発熱、咳、鼻汁など軽い感冒様症状が生じることがあります。免疫抑制剤を服用している人、ゼラチンアレルギーのある人は禁忌、重い喘息の人も接種は避けてください。また接種後1週間程度はインフルエンザ迅速検査で陽性反応がみられます。従ってこの期間にインフルエンザ症状があって検査しても、真のインフルエンザなのかワクチンのためなのか区別ができない可能性があります。

 今年度、フルミストは十分用意してあります。割高ですが1回で済み注射による痛みがないのが利点です。尚、13歳以上の人は従来の注射ワクチンでいいと思います。ご希望の方は早めの予約をお願いします。

接種料金:8000円

(今年度は中学生までの小児に対して1000円の補助があります)

 ホームページにもう少し詳しく解説してありますので、そちらもぜひご覧ください。

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