病気あれこれ~澤口医院の最近
カラスの巣立ち (2009/06/17)
我が家のヒマラヤシーダ樹上にカラスの巣を発見したのが4月(写真)。初めはカラスの子はよく見えなかったが、やがて親カラスから餌をもらっている様子が見え、あるときは父親が、、またあるときは母親が、そしてもう一方は電線やテレビアンテナから子の安全を見守っていた。
そして数日前、遂に子カラスの巣立ちを迎えた。親カラス一緒に旅立った。ところが今日突然子カラスが巣に戻ってきた。親カラスは子カラスが巣に戻ることを許さず、結局子カラスは家のテラスでうずくまった(写真)。少し時間が経って飛び立った。おそらく親元へ向かったのであろう。
カラスは脳重量はわずか10g程度にすぎないが、鳥類では最も知能が発達しているとされている。繁殖期は春~夏で、一夫一妻制で協力して子育てを行う。抱卵期間は20日前後、巣立ちまでの期間は30~40日程度。巣立ち後も2~3カ月程度は家族でグループを組んで生活し、その後にひとり立ちする(カラスーWikipediaから)。
妻によれば、今日(6月17日)の出来事は里心のついた子カラスに対する、親カラスの、たくましく育って欲しいという愛情溢れた行為だという。うーん、カラスって人間以上に親子愛、子育てなどすごいかもと感じた。
カラスの親子、お元気で。
18日、巣のある樹の枝に子カラスがまた戻ってきた(写真)。2時間くらいもそのままでいた。やっぱりわが家が恋しいのだろうか。親カラスは電線からわが子の安全を見守っていた(写真)。やがて子カラスが飛び立つと、親カラスもまるで寄り添うように一緒に飛び立った。明日もまたやって来るのであろうか。