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これから子宮頸がん予防ワクチン接種を開始する人へ (2011/07/20)

 7月20日から中学生、高校1年生、昨年度接種ができなかった高校2年生に対して子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)ができるようになりました。高校2年生は9月30日までに接種を開始しなければ公費助成の対象になりません(10月以降に開始した場合は有料になります)。
 今年2月から始まった子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの公費助成は来年3月までです。その後については今のところ情報がありません。①定期接種となる、②現状通りの公費助成(国と市町村、県が助成)で自己負担はなし、③一部公費助成は存続するが自己負担が発生する、④本事業の廃止(他の任意接種と同じ扱いで100%自己負担になる)、のいずれかになります。この事業開始当初は来年4月以降定期接種になるものと期待していましたが、③や④の可能性も否定できません。子宮頸がん予防ワクチンは合計3回の接種で、3回目は初回接種から6ヵ月後ですので9月までには接種を開始する必要があります。
 子宮頸がん予防ワクチンは今までサーバリックス1種類でしたが、まもなくガーダシルというワクチンも発売されます。サーバリックスは子宮頸がんの主な原因ウイルスであるヒトパピローマウイルス16型と18型の感染を予防するワクチンです。一方ガーダシルは16型、18型の他に、尖圭コンジローマや外陰上皮内腫瘍、膣上皮内腫瘍などの発症に関係する6型、11型に対しても効果があるワクチンです。世界的にはガーダシルが多くのシェアを占めています。ただ現時点ではいつ発売されるか(メーカーの話では8月下旬?)、発売と同時にサーバリックス同様公費助成の対象になるかは不明です。おそらく8月中にははっきりしたことが分かると思います。ガーダシルも公費助成の対象ワクチンになれば、サーバリックス、ガーダシルのいずれかを選択して接種できるようになりますが、3回の接種の途中でサーバリックスからガーダシルへ変更することはできません。
 従って現時点では、サーバリックスの接種を行うか、ガーダシルに関する情報を待ってから接種を行うかの選択になります。公費助成の今後が不透明なことから遅くとも9月には接種開始してください。新しい情報が入り次第お知らせします。