病気について

日本脳炎ワクチン接種について(第2報)

(2010/03/10)

 本日から日本脳炎ワクチンは昨年6月に発売された新製法によるワクチン一種類になります。日本脳炎ワクチン接種は、1期初回2回(一般的には1回目を3歳から開始し、2~4週後に2回目接種)、1期追加を初回接種後概ね1年後(11~13カ月後)にします。ここまでの接種期間は生後90月未満(7歳6カ月未満)となっています。その後2期接種を9歳~13才未満に行います(合計4回)。 平成17年5月30日に厚生労働省が勧奨接種の一時中止を発表したため、その後4年間実質的には接種が中断されていました。そのため対象年齢を過ぎてしまった人も多くいます。現時点での問題点は以下の2点です。

1)ワクチンが2期には使えない 
 現在、2期接種対象者に定期接種として使えるワクチンがありません。いつから使えるようになるのかも今の所分かりません。現在、委員会で検討中とのことですが夏頃になるかもしれません。但し任意接種(有料)として使用することは可能です。

2)接種対象年齢を過ぎた人に対する救済措置  
 委員会で厚生労働省に救済の申し入れをしていますが、どうなるかは全く分かりません。4年間の実質的な中断期間に1期追加までを完了しないまま生後90月になってしまった人、2期接種をしないまま13歳になってしまった人が対象です。救済していただけると大変いいのですが、おそらく予防接種法など法的な問題もあるので非常に難しいのではないかと危惧しています。  
 上記、1)、2)について新しい情報が入ればすぐにお知らせします。

病気についての一覧へ戻る

ページトップへ