病気について

子宮頸がん予防ワクチン

(2010/01/27)

 子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)の接種を開始します。
 子宮頸がんは他の癌と違い30歳代に多い癌で,その原因はヒトパピローマウイルスです。ヒトパピローマウイルスは性交渉で感染し、およそ80%の女性は一度は感染するごくありふれたウイルスです。多くは自然に排泄されますが、ごく一部の人は感染が持続し数年~十数年の経過で子宮頸がんが発症するといわれています。

 サーバリックスはヒトパピローマウイルスのうち発がん性の高い16型、18型の感染を防止するワクチンです。ワクチン接種によって子宮頸がんの70%位の予防が可能です。接種対象は10歳以上の女性で3回の接種が必要です。このワクチンで子宮頸がんがすべて予防できるわけではありませんので、ワクチン接種とともに20歳になったら子宮頸がん検診もしっかり受けてください。
 ワクチンについては資料など用意していますのでご相談ください。なお発売メーカー(グラクソスミスクライン)のホームページallwomen.jp でも詳しい説明をご覧いただけます。

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